お知らせ

磯自慢 大吟醸28 Nobilmente(ノビルメンテ)

Date:2016.06.02│Category:磯自慢からのお知らせ

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Nobilmente(ノビルメンテ)とは「高貴な、上品な、気品のある」様子を表す音楽用語。『磯自慢 中取り純米大吟醸35 Vintage(ビンテージ)』『磯自慢 中取り純米大吟醸35 Adagio(アダージョ)』に続くプレミアム製品にその名を冠しました。
日本酒を語る上で、「吟醸」「大吟醸」といった言葉は今でこそ一般的ですが、実はそれもごく最近、ここ10年、15年ほどのお話です。今から30年以上遡る1983年、大吟醸という言葉はほとんど知られていませんでしたが、磯自慢酒造は大吟醸の製品化を開始しました。この『磯自慢 大吟醸』の製品化こそ、天保元年(1830)から続く磯自慢酒造の歴史の中で、大きなターニングポイントとなったのは間違いありません。
以来、「磯自慢と言えば大吟醸」というありがたいお言葉を多くの日本酒ファンから頂戴し、それを励みにさらなる高みを目指し精進して参りました。今、その当時の感謝の気持ちを思い起こしつつ、あらためて最高の大吟醸酒造りに挑戦いたしました。
ボトル_化粧箱合成兵庫県の米産地の特A地区、東条秋津の山田錦を28%まで精白、この米を麹米・掛米ともに100%、贅沢に使用しました。約50日という時間をかけ丁寧に育てた醪を酒袋に詰めて上槽、余分な圧をかけることなくゆっくりと搾ります。この上槽作業の1時間前、1トンの酒米に対し65リットルの純アルコールを添加。麹に潜む香気成分を引き出すことにより、フルーティさと透明感の増した仕上がりとしました。まさにNobilmente(高貴な、上品な、気品のある)の名にふさわしい、磯自慢の新しい大吟醸と自負いたしております。

2016年5月、伊勢志摩で開催された先進7カ国首脳会談(伊勢志摩サミット)に先立つ、G7シェルパ(首脳の個人代表)会合の夕食会において、『磯自慢 大吟醸28 Nobilmente』が乾杯酒として採用され好評を得ました。2008年洞爺湖サミットの晩餐会乾杯酒に採用された『磯自慢 中取り純米大吟醸35 Vintage』につづく2回目の栄誉。大変光栄に思うと共に、これも皆様の応援のお陰と心より感謝申し上げます。